Nothing Phone (4b)の日本発売が発表された。発売日は10月27日、価格は59,800円(税込)だ。
いま筆者はPhone (3a) Liteを使っているので、新モデルと聞くとどうしても買い替えを考えてしまう。ただ、カタログスペックを並べてみると、新型が最良の選択肢とは限らないことが見えてきた。
そこで今回は、Phone (4b)・Phone (4a)・Phone (3a) Liteの3機種を比較して、本当に買い替える価値があるのかを検証してみる。
結論|Phone (3a) LiteかPhone (4a)を選びたい
先に結論を書いておくと、筆者のおすすめはPhone (3a) LiteかPhone (4a)だ。
とにかく価格を抑えたいならPhone (3a) Lite。約6万円まで出せるなら、Phone (4a)が有力な候補になる。
Phone (4b)にもバッテリー容量やスピーカーなど光る部分はある。ただ、価格に対する性能という目線で見ると、どうしてもPhone (4a)のほうに魅力を感じてしまう。
大事なのは、最新モデルだからという理由だけで選ばないこと。1世代前のモデルも含めて比べてみると、意外な発見があるはずだ。
Nothing Phone (4b)の概要
価格59,800円で登場する新しいエントリーモデル

まずはPhone (4b)がどんな端末なのか、簡単におさらいしておこう。
発売日は2026年10月27日で、価格は59,800円(税込)。メモリーとストレージは8GB+128GBの構成だ。
主なスペックは次のとおり。
- プロセッサー:Snapdragon 6 Gen 4
- ディスプレイ:6.77インチのスーパーAMOLED
- バッテリー:5,200mAh
- メインカメラ:OIS対応の5,000万画素
- そのほか:ステレオスピーカー、IP64の防塵防滴、おサイフケータイ、eSIMに対応
ソフトウェアはNothing OS 4.1を採用していて、Essential AIツールも使える。
そしてNothingらしさといえば、やはり背面のGlyphバーを備えた独自デザイン。透明感のある見た目は好みが分かれるものの、ほかのスマホと並べても一目でわかる個性がある。
3モデル比較|Phone (4b)・Phone (4a)・Phone (3a) Lite
3機種の主要スペックを比較
| 項目 | Phone(4b) | Phone(4a) | Phone(3a)Lite |
|---|---|---|---|
| 価格 | 59,800円 | 58,800円〜 | 42,800円(公式) 35,900円(楽天) |
| カラー | ホワイト ブラック ブルー(楽天限定) | ホワイト ブラック ブルー ピンク | ホワイト ブラック レッド(楽天限定) |
| 容量 | 8GB+128GB | 8GB+128GB 8GB+256GB 12GB+256GB | 8GB+128GB |
| ディスプレイ | 6.77インチ 8ビット 1670万色 | 6.78インチ 10ビット 10億7000万色 | 6.77インチ 10ビット 10億7000万色 |
| 重量 | 210g | 205g | 199g |
| プロセッサー | Snapdragon 6 Gen 4 | Snapdragon 7S Gen 4 | Dimensity 7300 Pro 5G |
| 標準カメラ | 50MP 1/2.76インチ OIS&EIS | 50MP 1/1.57インチ OIS&EIS | 50MP 1/1.57インチ EIS |
| 広角カメラ | 8MP 1/4インチ | 8MP 1/4インチ | 8MP 1/4インチ |
| オプションカメラ | なし | 望遠 | マクロ |
| バッテリー | 5,200mAh | 5,080mAh | 5,000mAh |
| 充電速度 | 33W | 50W | 33W |
| オーディオ | ステレオスピーカー | ステレオスピーカー | モノラルスピーカー |
| 防塵防滴 | IP64 | IP64 | IP54 |
こうして並べてみると、Phone (4b)が「全部入りの最新モデル」ではないことがよくわかる。
約6万円ならPhone (4a)のほうが魅力的
Phone (4b)とPhone (4a)は、価格差がほとんどない。4bが59,800円、4aが58,800円からなので、むしろ4aのほうが安く買えてしまう。
その価格で比べると、プロセッサー、ディスプレイの色表現、カメラ構成、充電速度といった多くの項目でPhone (4a)が上回っている。
もちろんPhone (4b)にも強みはある。バッテリー容量は5,200mAhとPhone (4a)より大きいし、日常使いに必要な基本性能もしっかり備えている。普通に使う分には、困る場面はほとんどないだろう。
ただ、単純なスペック比較で見ると、Phone (4a)のほうが有利。これが筆者の正直な評価だ。同じくらいのお金を出すなら、4aを選びたくなる。
Phone (3a) Liteからの買い替えは慎重に判断したい
では、いま使っているPhone (3a) Liteから4bに替えるのはどうだろう。
改善される点は確かにある。プロセッサーの性能は上がるし、スピーカーはモノラルからステレオになる。防塵防滴もIP54からIP64へ進化する。
ところが、逆に3a Liteのほうが優れている部分もある。ディスプレイの色表現は3a Liteが10ビットなのに対して、4bは8ビット。メインカメラのセンサーサイズも、3a Liteのほうが大きい。
つまりPhone (4b)は、あらゆる面で3a Liteを上回る上位互換機とは言えない。買い替えるなら、何が良くなって何が悪くなるのかをきちんと把握しておきたい。
Phone (3a) Liteからの買い替えは見送る
筆者の結論はシンプルで、Phone (3a) Liteからの買い替えは見送る。
もし買い替えるなら、いま使っている端末から明確に性能が上がるモデルを選びたい。「なんとなく新しいから」では、お金を出す気になれないのが本音だ。
そもそも3a Liteのディスプレイとカメラは、筆者にとって大事なポイント。iPhone 17 Proと併用していても、不満なく使えているのは、この2つの性能が下支えしてくれているからだと思っている。この2つの長所を手放してまで、4bに乗り換える理由は見当たらない。
ちなみに、いま使っているPhone (3a) Liteの実機レビューは別の記事にまとめている。気になる人は、あわせて読んでみてほしい。
▼Nothing Phone(3a)Liteのレビュー記事はこちら


性能横ばい・性能ダウンで価格が上がる時代へ
今回の比較で、考えさせられたことがある。
スマホの価格は上がり続けている。そのなかでメーカーは、価格を抑えるために仕様や機能を少しずつ調整しているのだろう。その結果、新型なのに旧型より劣る部分が出てくる、という現象が起きている。
Phone (4b)とPhone (3a)Liteの比較は、まさにその典型例だ。世代が新しいことと、製品として優れていることは別の話。型番の数字だけ見て選ぶと、思わぬ落とし穴にはまるかもしれない。
これからスマホを選ぶときは、最新モデルだけでなく、値下がりした旧モデルも候補に入れたい。スペック表を見比べて、自分に必要な性能を見極めることが、満足のいく買い物につながる。
まとめ|新型にこだわらず、価格と性能で選ぼう
最後にもう一度、今回の内容を整理しておく。
- 価格を重視するならPhone (3a) Lite
- 約6万円を出せるならPhone (4a)を優先して検討
- Phone (4b)にもバッテリーやステレオスピーカーなどの利点はあるが、筆者は買い替えを見送る
新型だからという理由だけで買うのは、もったいない。自分が何を重視するのか、実際にいくらで買えるのかを比べたうえで、納得のいく1台を選んでほしい。

コメント