iPhoneXsからの買い替え完全ガイド｜修理・中古・新品を比較解説

iPhone Xsを長く使ってきて、「バッテリーが1日もたない」「動作が重くなってきた」と感じる人も多いのではないでしょうか。

2025年時点のiPhone Xsはサポート終盤に差し掛かっており、修理で延命するか、中古モデルへお得に乗り換えるか、最新機種へ一気に買い替えるかで、今後の使い勝手が大きく変わります。

本記事では、修理費用の現実・中古iPhone12／13の相場・最新スマホ（AQUOS sense10／Xperia 10 VII／iPhone 16e／iPhone 17）の違いを丁寧に比較し、あなたの使い方に最適な“買い替えルート”を提示します。

※価格と仕様は2025年11月時点の情報です。

iPhone Xsの現状を整理する

発売時の特徴と現在の立ち位置

iPhone Xsは2018年に発売されたフラグシップモデルで、5.8インチの有機ELディスプレイ、A12 Bionicチップ、ステンレスフレームを採用した高品質なスマートフォンです。Face IDやデュアル12MPカメラの完成度が高く、発売から数年間はハイエンドとして十分な性能を誇りました。

しかし2025年時点では、バッテリーの劣化や処理性能の限界が見え始め、最新アプリでは動作の重さを感じる場面が増えています。iOSサポートも終盤に入りつつあり、長期利用を見据えると不安が残る時期に差し掛かっています。

一方、5.8インチという扱いやすいサイズ感や高級感のあるデザインは今でも人気があり、根強いファンがいるモデルです。

スペック・性能をおさらい

項目	内容
チップ	A12 Bionic
RAM	4GB（Apple非公開／実測値）
ストレージ	64GB / 256GB / 512GB
画面	5.8インチ有機EL（Super Retina HD）
カメラ	12MP（標準＋望遠）
インカメラ	7MP TrueDepth
防水	IP68
バッテリー	約2,658mAh（非公式分解データ）
生体認証	Face ID
充電	Lightning、ワイヤレス充電対応

購入当時は高性能でしたが、RAMが4GBのため2025年ではブラウザ・SNSを複数同時に動かすとアプリの再読み込みが起きやすい傾向があります。

ユーザー層・使用感まとめ

iPhone Xsは以下のユーザーから支持されてきました。

サイズ感を重視する人
シンプルなデザインを好む人
SNS中心のライト〜ミドルユーザー
サブ端末として使うユーザー

使用感のポイント：

写真は十分だが夜景・動画性能は現行モデルに劣る
バッテリー劣化による不満が最も出やすい
iOSアップデートは最終段階に近く、アプリ対応も今後不安

2025年時点では「使えるが、快適とは言いにくい」という立ち位置になっています。

売却相場（2025年11月時点）

モデル	Aランク	Bランク	Cランク	Dランク
iPhone Xs 64GB	¥11,000	¥9,800	¥7,400	¥3,200
iPhone Xs 128GB	¥13,000	¥11,600	¥8,800	¥3,900
iPhone Xs 256GB	\14,000	¥12,500	¥9,500	¥4,250

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修理する場合｜費用と効果を比較

iPhone Xs を「まだ使いたい」と考える場合、まず検討すべきは修理による延命です。しかし2025年時点では、XsがAppleのビンテージ品扱いに近づいているため、交換パーツの確保が難しく、修理できるかどうかが運に左右されるケースも少なくありません。

ここでは、バッテリー交換・画面修理・本体交換の実情を整理し、修理と買い替えのどちらがお得なのかを比較していきます。

iPhone Xsは“ビンテージ扱い”で修理が難しいことがある

iPhone Xsは発売から7年以上が経過しており、Appleの部品提供期間が終了に向かっています。これに伴い、

正規パーツの在庫が枯渇しはじめている
修理自体を受け付けてもらえない店舗がある
本体交換プログラムが終了している地域がある

といった問題が発生しています。

特に、画面や背面ガラスが割れた場合、部品の在庫がなければ修理ができず、Apple Storeや正規プロバイダで「パーツ無しのため対応不可」と案内されるケースも増えています。

バッテリー交換だけは受付可能なことが多いですが、それ以外の修理は難易度が高くなっているのが現状です。

Apple公式サポートページ｜iPhoneの修理サービス

バッテリー交換の費用とメリット

バッテリー交換は、Xsがまだ修理できる可能性が残っている唯一の項目です。交換することで以下のメリットがあります。

最大容量80％以下でも元の持ちに近づく
アプリのカクつきが減る場合がある
1〜2年の延命が期待できる

しかし、Xsの他パーツ（ストレージ・基板・カメラ）は同じ年数劣化しているため、バッテリーだけ新品にしても根本的な寿命は変わらない点は理解しておく必要があります。

画面割れ修理の費用と注意点

Xsの修理で最も問題となるのが画面割れです。OLEDパネルは高価であるうえ、純正パーツが既に不足しているため、

修理不可
非純正パネルでしか対応できない
True Toneが消失する
タッチ不良が発生する可能性あり
防水性能が低下する

といったデメリットがあります。

特に正規のパネルがない場合は「純正同等品」という名目の社外パネルになりますが、発色や輝度が明確に落ちます。

＝画面割れ修理は、費用もリスクも高い選択肢です。

本体交換・リファービッシュ対応

以前はAppleで「リファービッシュ端末への本体交換」が可能でしたが、Xsはすでに提供終了に向かっており、2025年時点では本体交換の受付が終了している地域もあります。

部品供給と同様で、受付できるかどうかは店舗・在庫状況次第です。

本体交換は価格が高いため、仮に受付できても、

中古のiPhone 12 や iPhone 13 を買ったほうが安い

という状況が多くなっています。

修理するより“状態の良い中古Xs”を買うほうが現実的

iPhone Xs をどうしても使い続けたいユーザーにとって、最も現実的なのは修理ではなく、中古Xsを購入する方法です。

理由は以下の通りです：

修理は部品欠品で断られる可能性が高い
修理費が高く、他のパーツは劣化したまま
中古Xsは数万円で美品が買える
バッテリーや画面が交換された“整備済み中古”も流通している

修理費と中古端末の価格を比較すると、中古端末の購入が合理的であることが多いです。

iPhone Xsの中古相場（2025年11月時点）

モデル	Aランク	Bランク	Cランク	Dランク
iPhone Xs 64GB	¥28,980	¥26,990	¥25,980	¥23,980
iPhone Xs 256GB	¥32,480	¥31,980	¥27,980	¥25,980
iPhone Xs 256GB（高価格帯）	–	¥38,980	¥33,980	¥22,990

バッテリー交換＋画面交換よりも
「状態の良い中古Xsを買う方が安い」ケースが多いことがわかります。

修理と買い替えどちらが得か？

修理がおすすめな人

バッテリーだけを交換すれば問題ない
予算を最小限にしたい
動作の重さが気にならない

買い替えがおすすめな人

Xsを長く使いたいわけではない
画面割れ・背面割れ・カメラ不良など複数の故障がある
これから2〜3年は安心して使いたい
最新アプリのパフォーマンスも求める

中古で探す場合｜コスパ重視で選ぶ

中古スマホは、iPhone Xsから最も“費用対効果よく”乗り換えられる選択肢です。

特に iPhone 12と iPhone 13 の2機種は、性能・価格・バッテリー寿命のバランスが良く、2025年時点でのベストバイ候補といえます。

ここでは、それぞれの特徴や相場、どんな人に向いているのかを詳しく解説します。

候補①：iPhone 12｜最安で“使える性能”にアップグレードできる定番モデル

iPhone 12はA14 Bionicを搭載し、Xsから大きく進化したモデルです。

処理性能・カメラ・バッテリーのすべてがワンランク向上しており、予算を抑えながら快適さをしっかり実感したい人に最適です。

iPhone 12のメリット

A14チップでXsより体感性能が明確に向上
5G対応で通信速度も向上（対応エリアで有利）
バッテリー持ちが大幅に改善
有機EL（Super Retina XDR）で画面が綺麗
MagSafe対応でアクセサリ選びが楽しい

iPhone 12のデメリット

カメラはiPhone 13ほどではない
中古市場ではバッテリー劣化個体が混在
夜景性能は13に劣る

iPhone 12（2025年11月）の中古相場

モデル	Aランク	Bランク	Cランク	Dランク
64GB	¥37,980	¥36,980	¥31,980	¥24,980
128GB	¥45,980	¥43,980	¥38,980	¥32,980
256GB	¥53,980	¥51,980	¥43,980	¥42,980

→ iPhone Xs → iPhone 12 は最もコスパ良く満足度の高い乗り換えルートです。

候補②：iPhone 13｜“性能・電池・カメラ”すべてが大きく進化する鉄板モデル

iPhone 13はA15搭載で長期利用にも耐えられるスペックを持ち、2025年時点の中古市場では人気が最も高いモデルです。Xsから乗り換えると、カメラ画質・暗所性能・電池持ちが特に大きく改善します。

iPhone 13のメリット

A15チップは今でも十分高速
バッテリー持ちは12よりさらに良い
センサーシフト手ぶれ補正で写真が綺麗
夜景モード対応
中古市場での在庫が多く、選びやすい

iPhone 13のデメリット

価格は12より高い
64GBモデルが存在しないためやや割高
MagSafe充電は便利だが、長時間利用すると発熱しやすい傾向がある

iPhone 13（2025年11月）の中古相場

モデル	Aランク	Bランク	Cランク	Dランク
128GB	¥57,980	¥54,980	¥46,990	¥46,980
256GB	¥64,980	¥62,980	¥55,980	¥53,980
512GB	—	¥72,980	¥64,980	¥56,990

→ Xs からの乗り換えで最も満足度が高いのは iPhone 13 です。
「2〜3年安心して使いたい」「カメラにこだわりたい」人に向いています。

中古を買う際の注意点

中古スマホ市場は個体差が大きいため、購入時は以下を必ず確認することをおすすめします。

① バッテリー最大容量

85％以上を推奨
80％を下回ると交換を検討

② 画面パネルの純正・非純正

非純正は発色が悪いことが多い
True Toneが使えない場合もある

③ フレームの歪み・背面の割れ

落下歴がある端末は内部劣化が進みやすい

④ カメラの動作確認

Xs、12、13ともにカメラユニット交換歴があると不具合が出やすい

⑤ 残債・赤ロム保証

イオシス・じゃんぱら・ゲオ等は赤ロム永久保証があり安心

中古購入に向く人／向かない人

◎ 向いている人

予算を抑えて賢く機種変更したい
バッテリー持ちやカメラを改善したい
2〜3年使えれば十分
iPhoneに慣れていてAndroidには移りたくない

✕ 向いていない人

5年以上使う予定
最新ゲームや動画編集を頻繁にする
カメラ・動画性能を最優先したい
保証やアフターサポートを重視して新品が安心

中古購入まとめ

最安で実用性を確保したい → iPhone 12
性能・カメラ・電池すべてを底上げしたい → iPhone 13
Xsという機種そのものにこだわる → 状態の良い中古Xsが現実的

中古は、Xsユーザーにとって最もコスパの良い選択肢です。

▷ 在庫を探す

新品で探す場合｜最新機種で選ぶ（厳選版）

候補③：AQUOS sense10｜電池持ち・軽さ・安定感の“三拍子”モデル

AQUOS sense10 は、2025年のスタンダード機として非常に完成度の高い一台です。

→詳しくは「AQUOS sense10徹底解説｜“派手さより安心感”を求める人へ」

“長持ち・壊れにくい・省電力” の3つが揃っており、初めてAndroidに乗り換える人でも扱いやすいモデルです。

sense10の特徴

6.1型 Pro IGZO OLED（1〜240Hz）の滑らかな画面
Snapdragon 7s Gen 3 で日常動作が安定
5,000mAhの2日電池（省電力性能に優れる）
IPX5・IPX8／IP6X の高耐久＋おサイフケータイ
イヤホンジャック非搭載／LDAC・aptX Adaptive対応

→ バッテリー持ち・耐久性を最優先したい人に最適です。

候補④：Xperia 10 VII｜“軽い・持ちやすい・シンプル”が魅力のミドルモデル

Xperia 10 VII は、168g前後の軽量ボディと扱いやすい6.1インチが特徴。

→詳しくは「Xperia 10 VII徹底解説｜軽くて長持ち、日常使いにちょうどいい国産スマホ」

アスペクト比は 19.5:9 の標準的な縦長で、手に馴染みやすいサイズ感です。

Xperia 10 VII の特徴

Snapdragon 6 Gen 3 で日常用途は十分
6.1インチ FHD+ OLED の見やすい画面
168gの軽量ボディ（疲れにくい）
3.5mmイヤホンジャック搭載
IPX5・IPX8／IP6X の高い防水防塵

→ 軽さ重視・シンプルにスマホを使いたい人向けです。

候補⑤：iPhone 16e｜最新iPhoneを最も手頃に使えるバランスモデル

iPhone 16eは、最新のA18チップを搭載しつつ価格が最も抑えられたモデルです。

→詳しくは「iPhone 16e徹底解説｜SE3からの買い換えに最適な新スタンダードiPhone」

Touch IDは非搭載で、Face IDのみに一本化されています。

iPhone 16e の特徴

A18シリーズチップで動作が高速
Face IDのみ（Touch IDなし）
バッテリー持ちがXsより大幅改善
最新iOSを長期利用できる安心感
48MPカメラで画質が安定

→ 最新iPhoneが欲しいが、価格は抑えたい人に最適です。

候補⑥：iPhone 17｜“長く使う”を重視するなら最強の選択肢

iPhone 17 は2025年時点の最新モデルで、性能もカメラも電池持ちもトップクラス。

→ 詳しくは「iPhone 17徹底解説｜長く安心して使える高品質スタンダード」

Xsから乗り換えると、日常体験が劇的に快適になります。

iPhone 17 の特徴

A19チップで処理性能が圧倒的
高品質デュアルカメラ（広角＋超広角）
120Hz対応ディスプレイ（モデルにより）
電池持ちが大幅改善（Xs比で別次元）
5年以上のiOSアップデートが期待できる

→ 今後3〜5年買い替えたくない人にベストな選択です。

どの新機種を選ぶべきか？（比較まとめ）

モデル	強み	向いている人
AQUOS sense10	電池持ち・省電力・耐久性	Android初心者／電池重視
Xperia 10 VII	軽さ・扱いやすさ	ライトユーザー／サイズ重視
iPhone 16e	最新iPhoneで価格が手頃	iPhone継続勢
iPhone 17	性能・カメラ・電池すべて最強	長期利用したい人

最終結論｜あなたにおすすめの選択は？

iPhone Xs は2025年時点でバッテリー劣化と性能低下が進み、修理が困難なケースも増えてきました。

「あと1年だけ延命したいのか」「使い勝手を大きく上げたいのか」「コストを抑えたいのか」によって、

選ぶべき選択肢は大きく変わります。

ここでは、あなたの状況に応じた“最適ルート”をまとめます。

とにかく安く済ませたい人 → 中古 iPhone 12（128GB）

最安で満足感を得たいなら iPhone 12 が最適です。

Xsよりバッテリー持ちが大幅に改善
5G対応で通信も高速
画面・カメラ・動作すべてがワンランク向上
中古相場が手頃で在庫も豊富

「費用を抑えて快適さも欲しい」という人の最有力候補です。

後悔しない“鉄板コスパ”が欲しい人 → 中古 iPhone 13

Xs → 13 は“最も満足度が高い乗り換え”です。

カメラが明確に進化（特に夜景）
バッテリー持ちが非常に良い
A15の性能で長く使える
中古市場に美品が多い

「せっかく買い替えるならしっかり進化を感じたい」人に最適です。

軽さ・持ちやすさ重視 → Xperia 10 VII

スマホを“気軽に扱いたい人”に最適な一台です。

168gの軽量ボディ
3.5mmイヤホンジャック搭載
防水防塵も万全
普段使いに十分な性能

「カメラやゲームより、操作しやすさ重視」という人におすすめです。

どうしても“iPhone Xsを使い続けたい” → 中古Xsの購入が現実的

Xsはビンテージ扱いが進み、修理が困難なため“中古Xsを買い直す方が合理的”です。

正規パーツが枯渇し修理不可のケースが多い
画面・背面ガラス修理は高額
本体交換プログラムも終了方向
中古Xsなら2〜3万円台で美品が買える

「Xsのサイズ・質感がどうしても好き」という人におすすめです。

最終まとめ

ニーズ	最適解
とにかく安く	中古 iPhone 12
コスパ最強	中古 iPhone 13
電池最重視のAndroid	AQUOS sense10
軽さ・扱いやすさ	Xperia 10 VII
最新iPhoneで価格控えめ	iPhone 16e
3〜5年使う前提	iPhone 17
Xsを愛用し続けたい	中古Xs

※価格・在庫・相場は変動します。最新情報の確認をおすすめします。